【ヒューストンOP】松山 猛追通算11アンダーの2位 12日開幕マスターズに弾み

2020年11月09日 11時00分

松山英樹

【テキサス州ヒューストン8日(日本時間9日)発】ゴルフの米男子ツアー「ヒューストン・オープン」(メモリアルパークGC=パー70)最終日、首位と5打差の8位から出た松山英樹(28=LEXUS)は7バーディー、ノーボギーの63の猛チャージで追い上げたものの、2打及ばず通算11アンダーの2位に入った。優勝は13アンダーでカルロス・オルティス(29=メキシコ)がツアー初制覇。小平智(31=Admiral)はイーブンパーの38位だった。

 5メートルのバーディーパットを残した松山の最終18番。その時点でオルティスとは1打差。運命の1打は絶妙なタッチでカップに向かったが、最後にわずかに左に切れた。珍しくオーバーアクションで天を仰ぎ、悔しがる。結局オルティスに逃げ切られ、2017年8月の「ブリヂストン招待」以来3年3か月ぶりの優勝はならなかった。

 それでも、今週に控える「マスターズ」(12日開幕)に向けて、最高に近い前哨戦となった。2日目まではパープレーだったが、3日目に66をマーク。調子をつかんで臨んだこの日はショットがさえて多くのチャンスをつくった。前半で3つスコアを伸ばすと、後半は12、13番、さらに16、17番と2度の連続バーディーで一気に優勝争いに加わった。カップをかすめた2番、あとひと転がりがなかった14番など惜しいパットが入っていれば、というラウンドだった。

 メジャー前週ということで本来なら欠場する試合だが、今回はあえて出場を選んだ。「ミスの幅がすごく狭くなった。試合に出ないとわからないところがある。新しい発見もあったし、この上位でプレーできたことは収穫があった。内容もよくなり、落ち着いてできそうなのが救い。(マスターズも)チャンスはすごくあると思う」。常に慎重な男が口にした期待感あふれるコメント。ゴルフの祭典で主役になる準備は整った。