12月の予定が立てられない! まだ決まらぬ「全米女子OP」出場に当落上の選手らヤキモキ 

2020年11月07日 06時15分

バンカーに埋まったボールを探す渋野と、その様子を見守る畑岡(左)、原(奥)

 オフの予定が決まらない…。12月に延期となった女子ゴルフの海外メジャー「全米女子オープン」(12月10日開幕、テキサス州)が、選手や周囲のスタッフをやきもきさせている。最終的な出場選手は国内ツアー「TOTOジャパンクラシック」(6~8日、茨城・太平洋C美野里C=パー72)終了後の世界ランキングにより決定。渋野日向子(21=サントリー)らすでに出場を決めた選手も含め、12月の予定が立てられない困った事態になっているのだ。


「TOTO--」の初日(6日)は渋野が1アンダーの38位発進。開幕戦以来の日本ツアー出場となった畑岡奈紗(21=アビームコンサルティング)は3アンダーの16位とまずまずの滑り出しとなった。2人がすでに「全米女子オープン」の出場権を持っているのに対し、同組の原英莉花(21=日本通運)はまさにボーダーライン上の一人。4アンダーの10位は優勝争いはもちろん、出場権獲得に向けても大きな一歩となった。

「全米女子オープン」の出場選手はすでに多くが決定済み。ただ、出場枠の156人に達するまでは9日付の世界ランク順に出場資格を与えることになっている。この何位までが出られるか分からないシステムが、まず選手をやきもきさせるポイントだ。

 本紙が主催の全米ゴルフ協会(USGA)に確認したところ、新たに世界ランクで割り当てられる予定の枠は「12」。上位の選手は多くがすでに出場権を持っており、現時点で42位の古江彩佳(20)、「今週、優勝するつもりでいないと厳しいと思っています」と話す71位の小祝さくら(22=ニトリ)は当確とみられる。91位の原も有力だが、確実にするためには上位フィニッシュが必要といった状況だ。

「全米女子オープン」に出場できるかどうかは、12月の予定に大きくかかわる。大会は13日に最終日を迎える予定で、帰国は15日前後。2週間の自主隔離期間を考慮すると、年内はほぼ何もできなくなる。一方で、新型コロナウイルス禍で今年はやや少なくなっているとはいえ、12月は様々なイベント、スポンサーへのあいさつ回りなどで、選手はシーズン中以上に忙しい時期。ある選手のマネジャーは「予定は全部キャンセル。メジャーに出られるなら、それしかないでしょう」と苦笑い。微妙な位置にいる選手の関係者、予定が立たないことにやきもきしているのだ。

 さらにツアー関係者の間では「12月には帰国後の自主隔離が必要なくなる」とまことしやかにささやかれる。こちらはすでに自主隔離を覚悟している渋野らにも関わるややこしい話だ。

 先週の優勝で98位に浮上した西村優菜(20)ら、現在100位前後の選手も今週の成績によってはメジャー切符をつかむチャンスがある。最終的な出場選手は来週中に発表される予定だが、その後はやきもきしていた関係者が出場に向けた準備を含め、右往左往することになりそうだ。