「樋口久子・三菱電機レディス」初日(30日、埼玉・武蔵丘GC=パー72)、上田桃子(34)が69で回り、首位に2打差の3アンダー、5位と好スタートを切った。

「なるべくバランス良く、いいフィニッシュを取ることを心がけました」とショットが安定。秋以降は優勝経験がある得意コースでの大会が多いなか、決して得意ではないコースで上々の滑り出しとなった。

 この日の同組は米女子ツアー本格参戦1年目の河本結(22=リコー)。先輩として相談を持ち掛けられることもあったようで「『私も楽しいことなんてほとんどなかったけど、意地でやっていた。頑張っていればいいことがある』という話をしました。結ちゃんとは時々連絡を取っているので、その延長です」。

 上田も米国では苦しい時期を経験しているだけに、心に刺さるアドバイスとなっているはずだ。