女子プロゴルファーの木戸愛(24=ゼンリン)がスイング改造に取り組んでいる。2012年の「サマンサタバサ」で念願のツアー初Vを挙げたものの、昨季は賞金ランキング38位と低迷。特に夏以降は約半分の試合で予選落ちした。

 木戸は急失速した原因について「(スイング時に)考えることが多くなってしまって…悔しいシーズンでした」と振り返る。そこで新シーズンに向け「何も考えずに振れるスイング」の導入を決意。どんな場面でも体が勝手に反応するようなスイングを築くという。

 その実現するためには強靱な肉体が必要。そこでオフは下半身の強化に取り組んだ。昨年末から重点的に走り込みを実施し、時には元プロレスラーの父・修氏(63)にも「一緒にトレーニングしてもらいました」。すでに昨シーズン用のズボンがキツくなるほどの成果が出ているという。

 木戸は3日「Tポイント・ジャパン」とのスポンサー契約を発表した。3月21日開幕の「Tポイント・レディス」(佐賀・若木GC)にホステスプロとして出場する。「ワクワクしています」と笑顔を見せた木戸は、特訓の成果を披露するはずだ。