【富士通レディース】7位・柏原明日架 ショット上向かせた〝自称ユーチューバー〟への弟子入り

2020年10月17日 06時15分

柏原明日架(左)と片山晋呉

 復調の裏にユーチューバーが存在⁉ 女子ゴルフの国内ツアー「富士通レディース」初日(16日、千葉・東急セブンハンドレッドC=パー72)、ホステスプロの柏原明日架(24=富士通)が70をマーク、首位に2打差の2アンダー、7位と好スタートを切った。今季はなかなか結果が出ていない中、ゴルフ界のレジェンドでユーチューバーを自称する大物の助言をキッカケに急浮上した。


 昨季、初優勝を含むツアー2勝を挙げた柏原だが、今季は調子が上がっていない。8試合で最高は14位。予選落ちは4試合を数えた。結果が出ない中で迎えた今大会だが、初日はショートゲームが好調。2番パー4では残り60ヤードからの3打目を1メートルにつけてパーをセーブするなど、前半を11パットでしのぐと18番パー4では残り90ヤードから1・2メートルに寄せて初日をノーボギーで乗り切った。

「ショートゲームでスコアをつくるのが自分ゴルフ」--。それを再認識したのが、ここに来ての大きな変化。今大会は練習ラウンドからグリーン周りのチェックなどに時間を費やした。

 それまでは課題であるショットの練習に時間を割いていた柏原は、約1か月前のオープンウイークに地元宮崎で合宿をしていた男子プロの片山晋呉(47=イーグルポイントGC)に弟子入りした。「片山さんはよく宮崎で合宿をしているので、以前にもアドバイスをもらったことがありますが、じっくり教えていただいたのは初めてです」

 コロナ禍で試合が激減する中、片山は半年前から熱心にユーチューブに取り組んでいる。今週は「ユーチューバーが『日本オープン』に出る。初めての試みです」とおどけていたほどだ。柏原へのレッスンの様子をしっかり動画投稿するなど、再生数を稼ぐための取り組みに抜かりはないが、ツアー通算31勝の眼力もまた本物。悩める柏原のショットの状態は上向きになった。

 さらにレッスンを受けた直後の「日本女子オープン」(9月)ではショットに手応えを感じつつも「グリーンを外すと、今までならパーを拾えていたところから拾えませんでした」と予選落ち。ショットの調子が上がってきたことで改めて自分の持ち味に気づき〝原点回帰〟したわけだ。

 ショットでは片山の教えに継続して取り組みつつ、練習はショートゲーム中心に行うのが現在のスタイル。目指すホステスVは所属先への「最高の恩返し」であると同時に、片山に新たな動画ネタを提供するもう一つの恩返しにもなりそうだ。