飛躍は“ミカ御殿”で。プロゴルファーの比嘉真美子(20)が22日、ジブラルタ生命保険と所属契約を結んだ。契約期間は3年で、契約金は年間5000万円(推定)。

「実績もないのに(所属などの)契約を結ぶのはどうかと思って」臨んだ実質ルーキーシーズンの昨年は2勝して賞金ランク8位。「全英リコー女子オープン」でも7位に入る活躍を見せた期待の星が、大型契約を勝ち取った。

 比嘉は2011年に父親の宏さんを亡くしているが、偶然にも加入していた保険がジブラルタ生命だった。このことは同社、本人ともに知らなかったものの、交渉の過程で社名を聞いた母の彰子さんが気づいたことも契約のきっかけとなった。

 強力なバックアップを得た今季は国内メジャーを制しての女王取りと、すでに出場資格を得ている「全英女子」で「去年以上の成績を残す」(比嘉)ことが目標となる。

 この2つを達成するため約1か月の米フロリダ合宿を敢行する。ベースとなるのは沖縄の先輩でもある宮里美香(24=NTTぷらら)邸だ。

 美香は1年前にオーランド近郊のゴルフ場に隣接する一戸建てに引っ越したが、比嘉が新居を訪れるのは初めて。家の目の前はコースという最高の環境で、昨年の倍の期間、みっちり練習するという。2月20日開幕の米ツアー「ホンダ・タイランド」が今季初戦となる予定だ。