初理事会で見えた日本プロゴルフ協会の迷走ぶり

2014年01月22日 16時00分

 元副会長らが在職中に暴力団幹部との交際があったことが昨年明らかになり、森静雄会長(60)ら執行部を含む全理事と代議員が12月31日付で総辞職した日本プロゴルフ協会(PGA)が21日、都内で今年最初の理事会を開いた。

 同協会には、新役員が決定するまでは現職を引き継ぐ、との規定があるため、理事会後の記者会見の壇上に座ったのは森「会長」。理事会は予定を約1時間半もオーバーしており、一連の騒動などをめぐって議論が白熱、もしくは紛糾したと思われたが…「現在(新役員を決めるための)選挙が各地区で行われているため、その件に関するコメントは差し控えさせていただきます」と議事が長引いた理由については説明がなかった。

 今後は今月中に各地区で代議員を選出。2月に行われる定時社員総会で会長を含めた新役員を選出することになっている。そのため、この日の理事会も位置付けが中途半端だった。

 会見では今季シニアツアーが2013年より2試合減の10試合と発表されたが「もう一つ内定を得ている試合があって、1か月後には発表できると思います。さらにもう一つ増えるかも」(森会長)と、アナウンスも実にあやふやだ。

 その森会長、壇上でメディアからの質問を受けている最中にも、視線はテーブルの上に置いたスマホに向けられた。おまけに何度も操作するなど「心ここにあらず」といった様子。迷走する組織を象徴するようなシーンが見られた。倉本昌弘(58)はこの日、会長選出馬の意思を聞かれ「今決められることじゃない」と慎重ながら「やるならゴルフ界が2020年(東京)五輪に向けて一致団結することを目標にしたい」と含みを持たせたが…。いくら辞職したとはいえ、現会長がこんな姿勢で本当に信頼回復できるのだろうか。