ゴルフの国内メジャー「日本女子オープン」3日目(3日、福岡・ザ・クラシックGC=パー72)、原英莉花(21=日本通運)が66をマークし、12アンダーで単独首位に立った。2位の小祝さくら(22=ニトリ)に4打差をつけ、メジャー初制覇に王手をかけた。

 3打差を追ってスタートした原は、出だしからバーディーラッシュ。首位スタートの小祝がスコアを落としたこともあり、序盤で首位に立った。8番パー5で4つ目のバーディーを奪うと、9番パー4では下りの12メートルを沈めて連続バーディー。「初日に同じような状況から3パットしていたので、タッチを合わせることを意識していました」という。

 前半は9ホールで10パット。試合がなかった先週、計測機器を使って、ボールの回転などのデータを取りながら調整したというパッティングが好調だった。

 18番パー4でこの日唯一のボギーを叩いたものの、後半も1つスコアを伸ばしてフィニッシュ。「最後はもったいなかったけど、終始いい流れでプレーできました」と充実感を漂わせた。

 ラウンド中はバーディーを奪っても、厳しい表情を崩さなかったが「今週は集中できていて、プレーが楽しい。表には出ていないかもしれないけど、心の中では笑っています」。残り18ホール、最高のスマイルで4日間を締めくくる。