女子ゴルフの国内メジャー「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」3日目(12日、岡山・JFE瀬戸内海GC=パー72)、2位から出たルーキーの西村優菜(20)がこの日のベストスコアとなる67をマーク、11アンダーで単独首位に立った。

 前半で4バーディーを奪い、10アンダーまでスコアを伸ばすと、後半は13番2メートル、15番20センチ、16番1・5メートルにつけて3バーディー。2つのボギーはあったものの、得意のショートアイアンを武器にさらにスコアを伸ばした。

 トップアマとして活躍したが「日本女子アマ」「日本ジュニア」といったアマのビッグタイトルとは無縁。「悔しい思いをしてきたので、タイトルを取りたい気持ちはあります。こうしてチャンスが来たのは嬉しいですし、その中で自分も目標をクリアできたらなと思います」。3日連続となる60台を目標に掲げた。

 身長150センチ。優勝すれば、大会史上最も小柄なチャンピオンになるとあって、ラウンド後のリモート会見では身長に関する話題が相次いだ。

 人によってはあまり聞かれたくない質問かもしれないが、西村は笑顔で「飛距離に限界はあっても、ゴルフ全体ではハンデじゃないと思っています」「牛乳はいっぱい飲みました」と対応した。

 最終日の時点で20歳40日で、大会最年少V更新もかかる。最も小さく、最も若い優勝者は誕生するか?