【日本女子プロ選手権初日】笹生優花&吉田優利ら新人が挑む「プロテスト合格→翌年優勝」の快挙

2020年09月11日 06時15分

笹生優花(左)と吉田優利(いずれも代表撮影)

 ルーキー旋風が止まらない? 女子ゴルフの国内メジャー「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」初日(10日、岡山・JFE瀬戸内海GC=パー72)、4アンダーの5位に並んだ笹生優花(19=ICTSI)、吉田優利(20=エプソン)ら昨年11月に同会場で行われた最終プロテストに合格した新人が好発進。プロテスト合格翌年の今大会制覇という快挙達成なるか、最強ルーキーたちに注目が集まっている。

 制度の変更で2学年が同時に初受験し、史上最大の激戦と呼ばれた昨年のプロテスト合格者が思い出の地で躍動中だ。今大会に出場する11人中、初日は8人がアンダーパー、残る3人もイーブンパーと好調な滑り出し。なかでも、笹生と吉田は首位に2打差と絶好の位置につけた。

 すでに今季2勝を挙げて賞金ランキングトップの笹生は今季4戦で初日首位が2回、2位が1回と安定の好発進。「フェアウエーが狭いのでラフに入るのは仕方ない。ミスしたら、それは次のショットを考えればいいと思います」と武器の飛距離を生かした。昨年にコースを経験していることが有利に働いたと思いきや「プロテストのことはあまり覚えていません」と新たなコースとして、攻略を考えているという。

 吉田も「昨年のコースメモは持ってきませんでした」と攻め方を練り直して臨む。「どこに乗せるのか。そのためにはどこから2打目を打つのか、ティーショットから常に考えています。今日は得意のマネジメントが生かせました」と好スタートの要因を明かした。

 一昨年の「日本女子アマ」優勝など、アマでの実績は抜群。昨年の「ワールドレディスサロンパスカップ」では優勝した渋野日向子(21=サントリー)と決勝ラウンドの2日間、最終組で回り4位と同期の中では唯一、アマ時代にメジャーの優勝争いを経験している。

「AIG全英女子オープン」6位の上田桃子(34)、先週の「ゴルフ5レディス」優勝の小祝さくら(22=ニトリ)とは辻村明志コーチ(44)に師事する同門。「桃子さんの全英は感動しました。私は(プロ初の)予選落ちで、さくらさんの優勝を生で見られなかったんですけど、刺激になりますし、私も早く優勝したいと思いました」。先輩の活躍を受けてモチベーションも高まる。

 プロテストの翌年に同じ会場で大会を行うのは慣例となっているが〝合格&優勝〟は2014年の鈴木愛(26=セールスフォース)だけ。笹生、吉田に続く3アンダー、13位の西郷真央(18=大東建託)、山下美夢有(19)ら、多くの選手にチャンスがあるだけに、2人目の達成者が生まれる可能性は十分だ。