日本ゴルフ協会(JGA)は9日、主催する3オープン(日本オープン、日本女子オープン、日本シニアオープン)についてのリモート会見を開き、選手のエントリー状況や感染症対策などについて説明した。

 3大会とも外国人選手が入国できず、有資格者の中から多くの欠場者が出る見込み。さらに「日本女子オープン」(10月1日~、福岡)については前後に海外メジャーが行われることもあり、すでに前年優勝の畑岡奈紗(21=アビームコンサルティング)や渋野日向子(21=サントリー)からすでに欠場の連絡があった。

 また、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、いずれの大会も無観客で実施する。密を防ぐため、ボランティア、アルバイトなどの人員は3~4割削減。選手、キャディー、大会関係者、メディアなど、入場者全員のPCR検査を行う。

 また、すでに発表されている通り、賞金は当初の予定から25%減額。戸張捷ゼネラルプロデューサーは「例年、入場券の販売権を開催コースに買ってもらっているが、今年はそれもできない。(会場内の看板など)広告掲出料も半額程度になっている」と大幅な収入減を理由に挙げた。