メジャー初制覇を狙う畑岡奈紗(21=アビームコンサルティング)は苦しみながらも、74にまとめ、野村敏京(27)と並んで3オーバー。日本人最上位の33位とまずまずのスタートを切った。

 イーブンパーを目標にスタートしたが、前半は4オーバー。「パー5を2つともボギーにしたのがもったいなかったです」。右からのアゲンストのホールが続き「フェードで風とケンカさせるような練習をしてきたけど、これだけ強く吹くとなかなかうまくできませんでした」と振り返った。

 それでも、風がフォローとなる後半は「どちらかといえば攻めやすかったと思います」と粘り強くパーをセーブ。その我慢が実り、最終18番パー4は今大会初のバーディーでフィニッシュした。

 渋野に先は越されたが、一昨年の「全米女子プロ」でプレーオフの末の2位になるなど、メジャー初制覇に最も近い存在。同じく強風が予想される2日目は前半からしっかり耐えて、上位争いに加わるつもりだ。