国内女子ゴルフの「NEC軽井沢72」初日(14日、長野・軽井沢72G北C)、成田美寿々(27=オンワードHD)が92の大叩きで20オーバーの107位(最下位)となり、第1ラウンド終了後に左手親指痛で棄権した。

 コロナ禍でコーチの直接指導を受けられない間にスイングを崩した成田はティーショットが「コースに行かない」というほど1Wが乱調で、1か月半前の開幕戦でも2日間オーバーで予選落ち。ツアー通算13勝の実力者とは思えない不振が続いている。

 ラウンド後は「直りかけていたんですが、(スタート直後の)2番で右にすっぽかしてから分からなくなってしまって…」と涙。開幕戦後には合わない1Wを使っていたことをスイングを崩した原因のひとつに挙げていたが「クラブの問題ではなくて、練習場では調子がいいぐらいなので、心(の問題)かなと思います」。

 昨季も2勝を挙げるなど、順調にトッププロとしてのキャリアを歩んできたが、ここにきてまさかの試練にぶつかっている。