メジャー前哨戦「スコットランド女子OP」初日 渋野 まさにリン〝苦〟ス 8オーバー

2020年08月14日 11時30分

渋野日向子

【英国・ノースバーウィック13日(日本時間14日)発】女子ゴルフの米、欧州の両ツアーを兼ねる「スコットランド女子オープン」(ルネサンス・クラブ=パー71)初日、渋野日向子(21=サントリー)はノーバーディー、6ボギーと1ダブルボギーの79で暫定126位。ディフェンディングチャンピオンとして臨む来週のメジャー「AIG全英女子オープン」前哨戦は、最悪のスタートとなった。

 昨年、日本人で42年ぶりとなるメジャー制覇を果たした「全英女子オープン」の舞台は林間コースだった。

 自身初となる海沿いのリンクスコースでの戦いについて前日の会見では「どうなるかわからない」と話していたのが、手荒い洗礼を浴びることになった。

 まずは3番パー5で3打目をトップさせてグリーンオーバー。ここをボギーとすると、続く4番でも落とす。

 7番パー5では2打目をポットバンカーに入れ、出すだけの3打目はブッシュへ。次もミスとなりダブルボギー。前半はパー5だけで3つ落とすなど41を叩いた。

 後半もいいところなく3ボギー。初日は8オーバーの79というスコアに「バンカーやラフに入れたときの難しさが、今まで回ったところでは経験できないような感じだった。なかなかてこずった」と疲れ切ったような表情で振り返る。

 海沿いのリンクス特有の強くて重い風。深いポットバンカーや、クラブに絡みつくラフ。練習ラウンドからの経験で警戒してはいたものの「今日はほぼ全部やった。リンクスコースの難しさを痛感した」と、試合本番でことごとくワナにはまるような結果となった。

 今季は6月の日本女子ツアー「アース・モンダミンカップ」に続いて、これが2試合目。「アース」でも予選落ちを喫しているので、実戦のラウンドはわずか3回目という状況で迎えるリンクスでの戦いは過酷だった。

 ギャラリーの声援に笑顔で応える「スマイル・シンデレラ」にとって無観客での試合は「やっぱりギャラリーがいないと楽しくないと思った」。しぶとくパーセーブした時に拍手や声援があればパワーの源になったかもしれないが、それもなかった。

「明日(2日目)こそは絶対にバーディーを取って、もっと面白いゴルフをしたい」と前向きに話す。予選通過は厳しい状況だが、来週のメジャーに少しでもつながるプレーがしたい。