国内女子ゴルフの今季第2戦「NEC軽井沢72」(14日~、長野・軽井沢72G北C)に向け、開幕戦で復活優勝を飾った渡辺彩香(26=大東建託)が12日の会見で、再びの優勝争いに向け自信をのぞかせた。

 この1か月半、メディアにも引っ張りだこだった渡辺は「いろいとろ仕事をさせていただいて、練習時間もたくさんあったので、すごく前のことのように感じます」。この日も久々に顔を合わせた選手たちから祝福を受けた。

 2015年大会では16番パー5でアルバトロスを達成。「アイアンで2オンを狙っていけるのはあの年以来。ここ数年に比べて格段に調子がいいです。16番はパー4のつもりでプレーしたい」。飛距離という武器を最大限に生かしてプレーするつもりだ。

 目標は来年に延期となった東京五輪出場。そのステップとして、海外メジャー「全米女子オープン」出場を目指す。

「世界ランクを上げておく必要があるので、あと1~2回は勝ちたいですね」。異例の12月開催となった今年の「全米女子」は11月9日付の世界ランクで追加の出場者が決まる。何位以内という明確な基準はないが、100位前後まではランキングを上げたいところだ(現在214位)。

 今大会のコースは「広々としていて、距離もあるところはあるので、相性がいいイメージはあります」。得意の舞台で大逆転での五輪出場にまた一歩前進する。