渋野 25日の開幕戦で“ニューシブコ”お披露目

2020年06月16日 16時40分

笑顔でオンライン会見した渋野(マネジメント会社提供)

 飛距離アップ、アプローチも成長! 女子ゴルフの渋野日向子(21=サントリー)がリモート会見という形で久々に登場し、自身の進化を報告した。国内ツアー開幕戦となる「アース・モンダミンカップ」(25日~、千葉・カメリアヒルズCC)に向けては「どうやってプレーしとったか忘れてます」と話し、予選通過の控えめな目標を掲げたものの、“ニューシブコ”のお披露目となりそうだ。

 新型コロナウイルス感染拡大により、日米で相次いで大会が中止。東京五輪は延期、挑戦を予定していた米女子ツアーの来季出場権を争う予選会も中止となった。

 そんな状況下で、渋野は「まだまだレベルアップできるなと前向きにとらえていました」と話し、今季からチームに加わった斎藤大介トレーナーの指導のもと、パワーアップに取り組んだ。「見た目は昨年より大きくなっていると思います。体重は3~4キロ増えました。飛距離も10ヤードアップぐらい」。青木翔コーチ(37)も「昨年を240ヤードとすれば、今は250ヤードぐらいですね」と話すように、昨季国内ツアーは248・21ヤードで12位。これに10ヤードプラスすると、ツアー2位の飛ばし屋に変身したことになる。

 オフから継続して課題のショートゲームの練習にも力を入れてきた。1日400~500球のアプローチ練習を続け、ウエッジを何本もすり減らした。オフから数えてSWが現在5本目、AWとPWはともに2本目。渋野は「ずっとSWだけでアプローチしてきたので、転がすアプローチは練習してこなかったんですけど、PWまでは打てるようになったかな」と手応えを口にした。

 また、東京五輪の延期については「ちょっとショックなところはあったんですけど、仕方がないと思ってます。1年準備もできますし、自分がやることはいっぱいあります」。渋野にとって五輪といえば2008年北京大会での女子ソフトボールの金メダル。「私も勇気をもらって頑張ろうと思えたので、そういう存在になれるように」と改めて五輪への思いを語った。

 入国制限もあり、海外メジャー参戦には慎重なものの、昨年優勝の「AIG全英女子オープン」(8月20日~)については「ディフェンディングなんで」と出場に意欲。その他、今後の日程は「コーチとも話しながら、悔いがないように決めたい」と繰り返した。

 半年ぶりの実戦となる「アース――」に向けては「緊張しています」と苦笑い。「皆さんそうだと思うんですけど、分からないですね、本当に」。目標は「予選通過」としたが、進化を証明するプレーを見せてくれそうだ。 

 渋野はステイホーム期間中に、ゲームや料理にも挑戦した。ゲームは人気ソフト「あつまれ どうぶつの森」をプレー。通信機能を使って「キャディーの(定由)早織さんとか後輩と一緒にやってました」。料理はミートスパゲティやホウレン草のおひたしを作り「面白いんですけど、1週間は続かないですね」と、改めて母親の大変さに気付いたという。また、将来の米ツアー参戦に向けて英語の勉強に着手。「ドリルとか、リスニングをちょっとやったんですけど、全く成長はしてません」と、ゴルフのようにはいかなかったようだ。