バラエティー番組が松山争奪戦

2013年10月02日 16時00分

 3日開幕の「プレジデンツカップ」(オハイオ州・ミュアフィールドビレッジGC)に世界選抜の一員として出場する松山英樹(21=東北福祉大4年)をめぐり、テレビ局の争奪戦がヒートアップしている。ゴルフ界の怪物ルーキーは今オフのスポーツ特番の目玉となる存在。出演オファー殺到で注目度も怪物級だが、現時点では松山サイドからどこもOKをもらえておらず、各局とも焦りの色を見せ始めているという。

 

 プロ2戦目で初優勝と、期待以上のデビューを飾った松山には夏前から、各局のオファーが届いていた。そんな状況に、実質的なマネジメントを行う東北福祉大ゴルフ部の阿部靖彦監督(51)は「どこかの局だけというわけにもいかないし、日程的に難しい」と、すべての出演オファーを断る可能性を口にしていた。

 

 とはいえ、そんなことでテレビ局が納得するわけがない。「なんとかウチだけでも」と今回の「プレジデンツ杯」を含め、海外遠征に担当者を同行させるなど、現在もさまざまなアプローチを試みているという。

 

 なかでも特に熱心なのが、TBSとテレビ朝日だ。「ともに海外メジャーを中継していて、ゴルフには力を入れている。ずっとTBSが一歩リードといわれていましたが、ここに来て形勢逆転なんて話も聞こえてきます」(ツアー関係者)

 

 TBSでは「炎の体育会TV」への出演をオファー。今田耕司(47)と雨上がり決死隊が司会を務め、女性アスリートにお笑い芸人らが挑戦するというスポーツバラエティー番組だが「これまでにも例外はあった」(TBS関係者)と松山のために基本コンセプトすら覆すつもりでいる。

 

 一方、テレビ朝日が用意するのは「とんねるずのスポーツ王は俺だ!!」。今年は6月にも特番が組まれたが「とんねるずの2人は、松山を呼べなかったことに不満を漏らしていたらしい。担当者は次はないというぐらい追い込まれていると思いますよ」(民放関係者)

 

 これまでにも、同番組には石川遼(22=CASIO)、宮里藍(28=サントリー)ら、オフも多忙な人気選手が出演。そうした経験を生かし、松山サイドに具体的な撮影スケジュールを提案しているという。

 

「プレジデンツ杯」での活躍次第で松山の商品価値がさらにアップするのは確実。日程的には交渉も大詰めに迫るころだが、怪物争奪戦は水面下でまだまだ盛り上がりそうだ。