河本結インタビュー 米ツアー参加1年目での中断は新しい自分をつくるための準備期間

2020年06月06日 16時40分

取材に応じた河本は英会話も勉強中(本人提供)

 ゴルフの米女子ツアー参戦1年目、河本結(21=リコー)は新型コロナウイルスの感染拡大でツアーの中断に見舞われている。ショックは大きいはずだが、新たな課題を見つけ「準備期間だと考えるようにしています」と前向きだ。国内ツアー初戦となる「アース・モンダミンカップ」(25~28日、千葉・カメリアヒルズCC)、さらには再開が見込まれる米女子ツアーに向けての思いを本紙の電話取材で語った。

 ――新シーズンが大きく変わってしまった

 河本(米女子の)ルーキーイヤーを楽しみにしていたので残念な気持ちは大きいです。ただ、世界中でコロナが影響を与えているので、終息を祈るしかありません。

 ――中断期間の過ごし方は

 河本 試合がなくなってからは、地元の愛媛に戻っていました。近くの練習場は営業していたんですけど、なるべく利用しないようにして、家でできる練習をしたり、1人で走っていました。

 ――現在の拠点

 河本 緊急事態宣言が解除されてからは(在学中の日体大のキャンパスがある)神奈川にいます。5~6週間前からオンラインで授業が始まっているんですけど、単位がヤバいです(笑い)。

 ――米ツアー3試合に出場後、オーストラリアで予選落ちが続いた

 河本 オーストラリアは地面が硬くて風は“マンツヨ”で英国のリンクスみたいでした。米ツアーはさまざまな国で行われ、コースや芝によって求められるものが全然違うので対応力が必要。海外で戦うには、日本での自分を壊すわけではないけど、新しい自分をつくっていかないといけません。3試合は大きな経験だったので、現在の中断はその準備期間だとプラスにとらえています。

 ――具体的な対策は

 河本 コースマネジメントやクラブなど、準備が大事になりますね。日本では14本のクラブで戦っていましたけど、ソールが薄いウエッジなどを揃えて20本ぐらいの中から(状況に合わせた)14本を選べるように準備しています。

 ――5月下旬からユーチューブに動画をアップしている

 河本 海外に行くと、日本のファンの方に見ていただく機会が減るので、いつかは始めたいなと思っていました。試合がないので思っていたより早く始められました。

 ――英会話が動画のテーマの一つ

 河本 初戦で受けたペナルティー(スロープレーによる罰金)はコミュニケーション不足が大きかったと感じています。最低限、話せないと何も反論できません。定期的にレッスンを受けているので、ユーチューブでは私の英語力アップも見守っていてください。

 ――「アース――」で久々の試合を迎える

 河本 今まで当たり前だった試合がなくなって試合がある幸せを改めて感じました。多くの方の支えがあって試合ができるので感謝の気持ちを持って精一杯プレーしたいです。
 ――7月下旬には米女子も再開予定だ


 河本 米女子ツアーが主戦場だと思っているので、再開され次第、海外の試合に行きたいと思っています。3試合の経験を生かして、進化して臨めるようにモチベーションを保って頑張ります。

 ☆かわもと・ゆい 1998年8月29日生まれ。愛媛県出身。5歳でゴルフを始め、松山聖陵高時代には「世界ジュニア選手権」にも出場。日体大に進学後の2018年にプロに転向し、ステップアップツアーで4勝を挙げて賞金女王になると、19年に「アクサレディス」でツアー初優勝。今季から米ツアーに参戦。163センチ。