韓国女子ツアーに参戦 アン・ソンジュのモヤモヤ

2020年05月18日 16時40分

優勝した朴ヒョンギョン(手前左)はマスク姿の選手たちから祝福された(AP)

 日本もできる!? 新型コロナウイルスの感染拡大により、スポーツイベントの中止、延期が続くなか、ゴルフ界の先陣を切る形で17日まで開催された韓国女子ツアー「KLPGA選手権」は20歳の新鋭、朴ヒョンギョンの初優勝で幕を閉じた。

 同大会は無観客で、会場には選手のコーチ、家族も立ち入れない厳しい制限の中で行われた。出場選手の一人で、日本メディアの合同オンライン取材に応じたアン・ソンジュ(32)は「周りの方々は大変だなと感じた。選手のためにこんなにやっていただいてありがたい気持ちが強い」。久々に試合ができた喜びとともに、大会関係者への感謝を口にした。

 クラブハウスに入る前に全員が検温をするのに加え、会場にはサーモグラフィーカメラが設置されており「ここまでやるんだなと思った」。キャディーの手袋着用など、感染対策の徹底ぶりが伝わってくる。

 それでも、選手に不安がないわけではない。韓国ではナイトクラブでの集団感染が大きな話題になったばかり。「キャディーは若い男性が多いので、そこに出入りしていなかったのか、そういうところまでは分からないので…」。心のどこかに、こうしたモヤモヤを抱えながらのプレーとなったようだ。

 あと2勝に迫った永久シード獲得(通算30勝)を目標に掲げるアンは「試合が決まったら早めに日本に行きたい」と話したが、日本はツアー再開の見通しが立たない状況。韓国も国内メジャーの今大会は開催できたものの、その他の大会については不透明だ。

 ツアーが再開できたとしても、大会によって、対策や対応がバラバラでは選手の不安は募る一方。韓国の例も参考にツアー側が開催に必要な対策のガイドラインを示す必要がありそうだ。