国内男子ツアーは6月末まで7試合中止 プロはGWをどう過ごす?

2020年04月30日 16時40分

小田は2週間の“自宅待機”も経験した

 新型コロナウイルスの感染拡大により、国内男子ツアーは6月末まで、7試合の中止が決定し、先の見えない状況が続いている。本来であれば、30日から「中日クラウンズ」(愛知)が行われていたはずのゴールデンウイークをプロたちはどう過ごしているのか?

 2014年賞金王の小田孔明(41=プレナス)は地元の福岡で練習を続けている。ラウンドは小田を慕う九州の若手“チーム孔明”のメンバーと週に2回程度。今月初めには「ラウンドした翌日に熱が出た選手がいて、一緒に行った全員、2週間は自宅でおとなしくしていました。ゴルフ場にも迷惑をかけることになりますから」。発熱した選手も含め、その後は体調に問題はなく、練習を再開した。ただ、ここにきて多くの練習場が休業となったため、現状で利用できるのはコースのみだという。

 例年、九州ではローカル大会が数多く行われてきたが、それも軒並み、中止か延期に。「緊急事態宣言が解除されたら、プロアマ大会をやろうと言ってくださるスポンサーさんもいるんですけど、すぐにできる雰囲気ではないですよね」。こちらも見通しが立たない。

 一方で昨季、初優勝を含む2勝とブレークした浅地洋佑(26)は地元の東京ではなく、意外にも単身、関西にいた。「テレビの収録で関西に来ているときに、明日にも緊急事態宣言が出るという話になって、残ることに決めました」。現在は親族がセカンドハウスのような形で使っていたアパートに独り暮らしだ。

 一昨年8月に結婚し、昨年12月には第1子が誕生。「会えないのは寂しいですけど、自分は練習のために外出せざるを得ない。もしものことを考えたら今は一緒にいないほうがいいのかなと思っています」。昨季は賞金ランキング9位で約7000万円を稼ぎ出したが、今季はまだ1月にシンガポールで行われた開幕戦の約28万円のみだ。「入ってくるものはないけど、遠征費もかからないので…。ただ、このまま今季の試合がすべてなくなってしまうとか、そういう可能性を考えると不安ですね」

 2人によれば、契約メーカーも通常通りには動いていないため、ボールの支給やクラブの調整にも影響が出ている。ゴルフ界に限ったことではないが、今年はあまりに静かなゴールデンウイークとなってしまった。