コロナ禍でプロツアーは中断しているが…一般ゴルファーの来場者数が増えている

2020年04月06日 16時40分

倉本昌弘会長

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、世界中のプロゴルフツアーは中断を余儀なくされたり、日本の男女ツアーのように開幕の見通しが立たない状況が続いている。この影響は一般ゴルファーがプレーするゴルフ場にも及び、特に企業が主催するコンペのキャンセルが相次ぐが、来場者を増やしているケースもあるという。

 4日に八千代コース(千葉)をグランドオープンさせるなど国内で18コースを展開する太平洋クラブでは、3月の来場者数が当初の見込みよりも上回る結果となった。この予測は新型コロナウイルス感染拡大の影響が出る前に立てられたもの。もちろんコンペのキャンセルは多かったが、“個人”として来場してプレーするゴルファーが結構な数になったという。

 また、オフィスへの出社禁止が増える一方で、適度な運動をすることを政府が勧めたこともゴルファーを駆り出させた。来場者が増えている練習場もある。当然、コース内には各所に消毒液を配置するなど感染予防の対策を施した上でプレーしている。さらに全米ゴルフ協会(USGA)やメジャーの「全英オープン」を主催するR&Aはゴルフのプレーで新型コロナウイルスに感染することを予防するために、プレーでは他人の用具を介した接触を極力避けることを推奨した。

 具体的には多くの人が同じ場所を触らないように「ピンを抜かない」「ホールアウトしないことでカップに触らない」「バンカーではレーキを使わず、足やクラブでならす」といったプレースタイルを提案した。日本プロゴルフ協会の倉本昌弘会長(64)も先月30日の会見で「ゴルフ場は人の密度が『濃密』になるほどではないし、歩くことで健康にもなる」と話している。

 コロナ禍は4月に入ってさらに悪化しており、取り巻く状況は変わってきたが、健康維持のため一般ゴルファーがプレーを望んでいることは確かだろう。