【カリフォルニア州パシフィックパリセーズ16日(日本時間17日)発】米男子ツアー「ジェネシス招待」(リビエラCC=パー71)最終日、首位と4打差の11位からスタートした松山英樹(27=LEXUS)は5バーディー、3ボギーの69で回り、通算8アンダーで5位だった。首位タイでスタートしたアダム・スコット(39=オーストラリア)が70で回り通算11アンダーとして、2016年の「キャデラック選手権」以来となる米ツアー通算14勝目を挙げた。

 3日目に64をマークして一気にV戦線に浮上した松山はこの日も1番でバーディー発進。11番で3つ目のバーディーを奪うと首位に2打差に迫った。
 平均スコアが全体で5番目に難しい14番パー3ではティーショットがグリーン手前のバンカーへ。2打目は3メートルオーバーさせパーパットはカップ左を抜ける。次の15番パー4が難易度1位だけに、嫌なボギーを叩いてしまった。

 その15番はティーショットが左ラフ。2打目もグリーンをショートさせるが、パターでの3打目を入れて見事なバーディーを奪う。

 これで首位とは再び2打差。しかし16番パー3でティーショットをバンカーに入れてボギー。17番パー5は2オンに成功させてバーディーとするものの、首位のスコットが13番でバーディーを奪って通算11アンダーとし、3打差で最終ホールを迎えた。

 その18番パー4の2打目はグリーン左にわずかに外れる。下り傾斜からウエッジでチップインを狙った3打目は惜しくも右に切れてパー。勝利はならなかったものの、昨年10月に千葉で開催されて2位だった「ZOZOチャンピオンシップ」以来のトップ10。「ショットはある程度、こうなんだというのをつかんだので楽しみ」と話すなど、いい流れで次週の世界選手権シリーズ「メキシコ選手権」に臨む。