渋野 五輪金へタイ合宿から“シブコのカーテン”本格始動

2020年01月22日 16時30分

鈴木(奥)が見つめる前で、渋野はピンの新製品でショットを放つ

 東京五輪出場、そして金メダル獲得を目指す渋野日向子(21=RSK山陽放送)が、今月末に始まるタイ合宿から本格的にシーズンに向けた準備に取りかかる。21日には鈴木愛(25=セールスフォース)とともに契約メーカー・ピンの新製品発表会に出席して報道陣の前に姿を見せたが、オフのイベントはこれでほぼ打ち止めになるという。今後は「報道陣シャットアウト」でレベルアップにまい進する構えだ。

 審査員を務めたNHK「紅白歌合戦」など年末年始、見ない日はなかったと言っていいほど、渋野はテレビや各種イベントに出演し続けた。時には一日で3本の取材やイベントをこなすなど「スケジュールをギュッと詰め込んだので、皆さんの想像よりはしっかり休みを取れていると思います」とマネジメント関係者は説明するが、多忙なオフだったことは間違いない。

 子供たちがゴルフを始めるきっかけになりたいという渋野の夢を考えれば、メディアへの露出もその一環なのだろうが、そんな活動も一段落。今月末からのタイ合宿は本格的に集中して練習に取り組む時間だ。渋野は「100ヤード以内のショット、アプローチ、パッティングをレベルアップしていかなければいけないので、ウエッジの練習が多くなると思います」と課題克服に取り組むつもりだ。

 東京五輪金メダルへ態勢も切り替える。合宿中はもちろん、出発、帰国の空港取材の希望がメディアから殺到しているが、すべてシャットアウトする。「空港に張り込むような社もあるかもしれないが、そういうところの取材は今後お断りするつもりです」(前出の関係者)。出発から帰国まで完全に合宿モードに入る意向だ。

 多忙なオフの中でもリラックスする時間は確かにあったようで、新製品発表会では「ディズニーランドとUSJに行って、はしゃぎ過ぎて疲れました」と明かした鈴木に続いて、渋野も「(昨年)12月中にポケモン(のゲーム)を全部クリアできました」。オフの目標を一つ達成したことを報告した。

 現時点で日本勢の世界ランキング上位は5位に畑岡奈紗(21)、11位に渋野、15位に鈴木という状況。東京五輪に揃って出場するためには、6月末の時点で15位以内に全員が入っていなければならない。ひと足先にシーズンインした畑岡は米女子ツアー開幕戦2位で五輪に前進。アリゾナ(米国)で合宿を行う鈴木とともに、渋野もタイ合宿から“シブコのカーテン”で本格的に五輪への道を歩み始める。

【2月からサントリー所属】2月からサントリー所属となる渋野は左に同社のロゴが入った帽子をかぶって登場。今月いっぱいで所属契約が終了し、新たにスポンサー契約を結ぶRSK山陽放送のロゴは右袖に移った。イベント関係者は「この日撮影した写真や映像は(ピンが)2月以降に使用する予定なので」とひと足早く、サントリー所属の新たな姿で新製品発表会に出席した理由を明かした。