2019年のスポーツ界で優れた成績を残した個人・団体を表彰する「第54回テレビ朝日ビッグスポーツ賞」が10日、都内で行われ、女子ゴルフの渋野日向子(21)がビッグスポーツ賞を受賞した。

 昨年は「AIG全英女子オープン」で日本人42年ぶりの優勝。さらに国内ツアーでは4勝をマークするなど、大きく飛躍を遂げた一年となった。渋野は「今回も大きな賞を頂けて、本当にありがたいです。この賞を頂けるってことは、これからも期待されているってことなので、しっかりと今年の五輪に向けて頑張っていきたいです」と喜びを口にした。

 表彰式では、即席始球式でソフトボールの投球を披露。「構えたところにいって良かったです。ホッとしました。試合よりも緊張して、手汗をかいてしまいました」と苦笑いを浮かべたが、一緒に登壇していた野球日本代表の稲葉篤紀監督(47)が「フォームがカッコいいですね」と絶賛すると、渋野は思わず笑みを浮かべた。

 本業のゴルフの方は、東京五輪出場へ向け、元日からソフトボールのバッティングなどで体を動かし、3日には青木翔コーチの元で1200球の打ち込みを実施。「6月末に(代表が)決まるので、それまで日米のツアーを頑張って、(世界ランク)15位以内にいたい。選ばれるからには絶対に金メダルを取りたいので、その目標に向かって頑張っていきたいと思います」と力強く意気込んだ。

 今後は、1月下旬からタイで10日ほど合宿し、2月にタイとシンガポールで開催される米ツアーに出場予定。目標の五輪Vへ、シブコが2020年のスタートを切る。