渋野日向子が五輪金を目指す理由「全英優勝より影響を与えられる」

2020年01月01日 06時00分

五輪金メダルを目指す渋野

 東京五輪が開催される2020年、最も注目される、そしても最も期待されるアスリートの一人がスマイルシンデレラ・渋野日向子(21)だ。日本女子42年ぶりのメジャー制覇となる「AIG全英女子オープン」優勝で昨年、社会現象を巻き起こしたシブコが、東京五輪、2021年からの本格参戦を目指す米女子ツアー、さらにはいつの日か来るであろう引退まで、新年早々、大いに語った。

 ――2019年を振り返って

 渋野:ホントに人生が変わった一年でした。調子が“んっ”という時期もあったんですけど、初心に返る時間であったり、コーチから思ってること言ってもらえたり、周りに支えてもらったのが大きかったと思います。

 ――注目度も一気に増した

 渋野:オフになっても、自分の記事が出ていて、ずっと取り上げてもらえる選手になりたいと思ってきましたし、願っていたことを21歳にして経験できているなと思います。その中でも自分を見失ってはいないと思うので、これまで通りやっていきたいですね。

 ――今年は8月に東京五輪がある

 渋野:(代表が決まる)6月末まで1試合もムダにできないですね。海外メジャー、国内メジャーで結果を出すとランクは上がりますし、その他の試合も上位争いしないと。予選落ちしてると(世界)ランクはダウンしちゃうので1試合1試合頑張りたいと思います。

 ――年末に「3人で」という発言があった

 渋野:イベントでご一緒した時、鈴木愛さんが「3人で選ばれるように頑張りたい」と言ってくて、15位以内は最大4人ですけど、そこに近い選手が3人いるので、その3人で行けるのがベストだなと思いました。日本代表として、メダルのチャンスも増えるし、個人戦ですけど、3人で行けたら心強いです。

 ――五輪で印象に残っているのは

 渋野:一番は北京(2008年)のソフトボールの金メダルですね。テレビで皆さんの顔を見て、私もこういう体験してみたいと思いました。

 ――同じように金メダルを目指す

 渋野:金メダルを取れたら全英の優勝よりも、影響を与えられるんじゃないかと思います。私がジュニアの時よりゴルフ人口は絶対減っていて、ジュニアの大会に出る人数も少ないんですけど、結果を出すことでゴルフを知ってもらえる。(宮里)藍さんの活躍をテレビで見ていたのが私たちの世代。憧れて始めましたと言ってもらいたいし、強い子に出てきてほしいという思いはすごくあります。藍さんのように、なんならもっと活躍できるような選手になって、藍さんは誰からも好かれる方なんで、ゴルフだけでなく、人柄としても、そうなりたいなと思います。

 ――初詣は?

 渋野:近所の神社に毎年行ってます。昨年はシードを取りたかったので、それをお願いしたと思います。今年は東京五輪と(2021年から)米ツアーに行けるように。それからケガしないように。今まで大きなケガはなかったのは両親のおかげですね。

 ――両親に感謝は伝えている?

 渋野:恥ずかしいんで、面と向かって言ったことはありません。取材では結構言ってるんで伝わってると思います。

 ――2021年からの米ツアー参戦を目指す

 渋野:(昨秋に)青木(翔)コーチから「やめるなら5大メジャーを勝ってからにしてくれ」と言われました。何言ってんだこの人と思ったんですけど、大きな目標は必要だし、そのためには早くから海外に行っとかないといけないのかなと。現実味はないんですけど、5個目に勝って「引退します」と言えたらかっこいいと思うんで、それを目指して頑張ります。

 ――2020年の渋野日向子は?

 渋野:どんな自分になるか分からないんですけど、2019年の強気なところや攻めの気持ち忘れずに、足りない部分をレベルアップして新しい自分でシーズンを迎えられるようにしたいなと思います。