日本女子プロゴルフ協会の年間表彰式「LPGAアワード」が18日、都内のホテルで行われ、渋野日向子(21=RSK山陽放送)が年間最優秀選手賞(ポイントランク1位)を含む4冠を獲得。一年を締めくくる舞台でも主役を務めた。

 渋野はスタイリストが用意した中から自ら選んだというスパンコールがきらめく黒のドレスで出席。表彰のたびにステージに上がり「一回で全部渡してって感じですよね。すっごい恥ずかしいし、すいません、すいませんって感じで(笑い)」と独特の表現で喜びを表現した。

 4冠のなかにはメディア賞「ベストコメント」部門が含まれており、こうした発言も魅力のひとつ。渋野もそれを自覚しており「インタビューで自分の思いを伝えられるのは武器かなと思います。台本があると棒読みになっちゃうんですけど」。自らの長所にプレーではなく、コメント力を挙げた。

 オフは海外での合宿を計画。「私に足りないのは100ヤード以内のショット、グリーン周りのアプローチの精度」と課題を明確にし、さらなる進化を誓った。