日立3ツアーズ選手権 データが渋野の強メンタルを証明

2019年12月16日 16時30分

“バウンスバック女王”渋野のメンタルに石川(右)も脱帽

国内ゴルフの男子、女子、シニアによる対抗戦「日立3ツアーズ選手権」(15日、千葉・グリッサンドGC)で、すべての大会が終了した2019年のゴルフ界で一躍脚光を浴びたのが「バウンスバック」だ。ボギー(もしくはさらに悪いスコア)のホールの直後にバーディー(もしくはさらに良いスコア)で上がることを示す言葉。女子ツアーの渋野日向子(21=RSK山陽放送)がシーズンを通じてバウンスバック率1位だったことで、一気に注目が集まった。

 ミスを引きずらないメンタルの強さが表れるとされており、渋野は「シーズンの途中から自分でも意識するようになって、ボギーを打ってもバウンスバックしようと、前向きになれました」。年間を通じて1位(26・07%)になったことついても「なんでも1番はうれしいです」と喜んだ。

 対照的に鈴木愛(25=セールスフォース)は「18ホールをいくつで回るかなんで、順番は気にしていません。メンタルの強さとも関係ないと思います」。実際、昨季の1位
(22・22%)から今季は81位(12・90%)とバウンスバック率は急降下したが、賞金女王に返り咲いた。

 バウンスバック率を算出しない男子ツアーの賞金王・今平周吾(27)は「データがあれば、チェックすると思います」と興味を示しつつも「最悪なのは連続ボギーなんで、それを避けることを考えています」。次のホールで取り返そうという意識はないという。一方、石川遼(28=CASIO)は「見たくないです、多分低いんで(笑い)」とデータを拒否。「逆に高かったら周りも期待するし、自分も意識してしまう。その中で1位の渋野さんは本当にメンタルが強いんでしょうね」と分析した。

 現在は03年までさかのぼってデータを出している女子ツアーも、バウンスバック率を算出し始めたのは昨季から。選手の実力に直結する数字なのか、結論が出るにはもう少し時間がかかりそうだ。