
ゴルフの国内男子ツアー最終戦「日本シリーズJT杯」(5日開幕、東京・よみうりCC=パー70)、今季2勝を挙げている石川遼(28=CASIO)が4日、プロアマ戦で最終調整。先週の「カシオワールドオープン」は体調を崩しながらの一戦だったが「全然大丈夫です。風邪は良くなりました」と順調な回復ぶりをアピールした。
先月には2週連続予選落ちの屈辱を味わったが、先週は10位に入るなど、復調の兆しを見せている。賞金王の可能性は消滅したが、試合後は「状態が良くなってきている」と手応えも口にしていた。
石川にとって、JT杯は相性抜群の大会だ。過去10回出場し、7度1桁順位に入り、2015年には優勝を飾っている。
今年も好成績が期待されるが、過去の感覚にとらわれずに、フレッシュな気持ちで試合に挑むという。
「毎年毎年(コースの)表情が違いますし、グリーンの読みが違って見えることもあるので、記憶に頼るよりは、新たな気持ちでやりたい」
得意な大会で躍動することはできるか。初心に帰った石川が虎視眈々と頂点を目指す。