賞金女王・鈴木愛を待つ超過酷日程 タイトル防衛は至難のワザ?

2019年12月02日 16時30分

戦い終わって鈴木(左)は渋野とがっちり握手

 これが限界!? 今季のツアー39試合中25試合出場で優勝7回の鈴木愛(25=セールスフォース)が、国内女子ゴルフ最終戦「ツアー選手権リコーカップ」(宮崎・宮崎CC=パー72)で通算5アンダーの5位に入り、2年ぶり2度目の賞金女王の座を射止めた。25試合は米女子ツアーを主戦場とする畑岡奈紗(20=森ビル)を除くと、賞金ランキング15位以内で最少。ケガによる長期欠場があった昨年は23試合の出場にとどまり、賞金ランク3位だった。

 31試合で4勝の渋野、27試合で3勝の申ジエ(31=韓国)を抑えて、タイトル奪回の鈴木は「25試合はギリギリですね。これ以上少なかったら賞金女王は狙えないと思います」。今季はケガと同時に「ゴルフが嫌になった」と精神的な要因も重なって長期欠場。復帰後に3試合連続優勝を飾り、リフレッシュの必要性を痛感したが、賞金女王を目標にする限り、これ以上の欠場はできないと判断している。

 難しくなるのは来シーズンだ。鈴木は日米両ツアーを兼ねた「TOTOジャパンクラシック」(11月)に優勝し、来季は5つの海外メジャーすべてに出場可能。最大で6試合の推薦出場も活用し「積極的に米女子ツアーに出ようと思っています」とも話している。

 仮に2試合ずつ5回の海外遠征を行い、毎回、前後いずれかに休みを入れると、それだけで国内は15試合の欠場。この時点で“ギリギリ”の25試合を下回る。「大変ですけど、頑張ります」と話したが、日程的にかなり険しい道のりだ。

 状況は「AIG全英女子オープン」覇者の渋野も同じ。今季の賞金ランク1位、2位が日本を留守にすることが多くなる見込みの来季は、また新たな顔触れでの女王争いとなるのだろうか?