【国内女子ツアー】渋野2位発進 本来のシブコに戻った

2019年11月22日 13時00分

2位発進の渋野

 賞金女王争いで白旗を掲げた女子ゴルフの渋野日向子(21=RSK山陽放送)が本来の姿を取り戻した。

 国内女子ツアー「大王製紙エリエールレディス」初日(21日、愛媛・エリエールGC松山=パー72)、67で5アンダーの2位と好発進し「スコアを見ると(気持ちが)楽になったんでしょうね」。残り2試合で約2400万円差を追う賞金ランキング3位。先週の予選落ちで逆転女王が遠のいたことで、逆にプレッシャーから解放された。

 初日は“渋野らしい”ラウンドだった。前半の17番パー5でダブルボギーとつまずくも18番パー4でバーディーと、代名詞となったバウンスバック(悪いスコアを出した直後のホールで良い成績を出す確率)。常にカップをオーバーする強気なパッティングも復活し、その後は5バーディー、ノーボギーとスコアを伸ばした。

 優勝した8月の「AIG全英女子オープン」で見せたような、手応えを感じるラウンドだった。「今までのプレーが最近できていなかったので、残り2試合、いいところを見せたいなと思っていました」

 来季は2021年の本格参戦を目指し、出場資格を持つメジャー5試合など、積極的に米ツアーでプレーする予定。もちろん、日本ツアーの出場数は減り、賞金女王の座は厳しくなる。「そのときはまた新しい目標を考えます」。今季が日本で女王を狙える数少ないチャンスになることは本人も自覚している。

 困難な状況ではあるが、今大会の結果次第では再び女王の可能性も見えてくる。「最近、賞金女王のことを考え過ぎていたのかもしれません」。同じ失敗はもう繰り返さないはずだ。