【国内女子】伊藤園レディス初日 渋野は逆転女王へゲームを断つ

2019年11月16日 13時00分

ケーキを前にピースサイン。渋野が21歳の誕生日を迎えた

 逆転賞金女王に向けてゲームは封印――。ゴルフの国内女子ツアー「伊藤園レディス」初日(15日、千葉・グレートアイランドC=パー72)、賞金ランキング3位の渋野日向子(RSK山陽放送)が21歳の誕生日を迎えた。自分自身へのプレゼントは超人気のゲームソフトだが、本体は持ち歩いていないという。今季も残り3試合となり、まずはゴルフに集中する。

 ホールアウト後、大会主催者が用意したバースデーケーキのろうそくを吹き消した。初日は71のラウンドで首位と5打差の1アンダー。36位発進の渋野は「イライラが全部吹き飛びました。今までで一番たくさんの人に祝ってもらえたので、すごく生まれて良かったなと思いました(笑い)」と満面の笑みを浮かべ、ケーキを頬張った。

 スタート前のロッカールームでは大里桃子(21=伊藤園)からプレゼントをもらった。「私が誕生日にもらったプレゼントの方が高いと思うんで金額的には返せていないですけど、獲得賞金が違うんでいいですよね(笑い)」(大里)。親友が贈ったプレゼントは腕時計だという。

 一方、渋野が自らプレゼントとして購入したのはニンテンドースイッチ用のゲームソフト「ポケットモンスター・ソード」「ポケットモンスター・シールド」の2本。「今日(15日)発売なのですごい縁があるかなと思って、お姉ちゃんに(予約を)頼んでもらいました」と語った。

 渋野にとって、ゲームは車や新幹線での移動に欠かせない大事な“お供”。しかもゲーム内の人気キャラクター「ピカチュウ」は自らのヘッドカバーに使用するほどのお気に入りだ。早速、新しいゲームを始めるのかと思いきや、予約したのは地元の店舗で岡山に戻らなければ、ソフトは手にできないという。

 今どき、インターネット販売で、遠征先のホテルに届くように手配することもできたはずだが、あえてそうはしなかった。今回の遠征には「ゲーム機自体を持ってきていない」(関係者)。賞金女王争いもいよいよ大詰めを迎えて趣味や暇潰しよりも、タイトル奪取に向けてプレーに集中することを選んだわけだ。

 初日は賞金ランキング1位の申ジエ(31=韓国)、2位の鈴木愛(25=セールスフォース)と同組対決。苦しんだ渋野とは対照的に申が3アンダーの15位、鈴木が4アンダーの6位と好発進。渋野は「自己ベスト(63)を更新します」と2日目以降の猛チャージを宣言した。大好きなゲームを断って臨む女王争いだけに負けるわけにはいかない。