【ZOZOチャンピオンシップ】完全Vウッズ100勝狙える!第3の黄金期到来

2019年10月30日 11時00分

大会名誉会長の前澤友作氏(右)から優勝トロフィーを手渡されたウッズ
大会名誉会長の前澤友作氏(右)から優勝トロフィーを手渡されたウッズ

 3度目の黄金期到来だ。ゴルフの米男子ツアー「ZOZOチャンピオンシップ」(千葉・習志野CC=パー70)は大雨の影響で最終日が28日に持ち越され、タイガー・ウッズ(43=米国)が通算19アンダーで初日からの首位を守って完全優勝。故サム・スニード氏の米ツアー歴代最多に並ぶ82勝目を挙げた。完全復活したウッズはすぐに記録を更新しそうな勢いで、最終的な勝利数には、とんでもない数字が視界に入ってきた。ゴルフ取材歴30年の米ベテラン記者はズバリ「90~95勝」と予測している。

 18番でウイニングパットが入るのを確信すると、パターを高々と上げた。さらにカップインすると右手でガッツポーズ。1996年8月にプロ転向し、同年10月の「ラスベガス招待」で初Vを挙げてから積み重ねてきた勝利数が、ついに頂点に達した瞬間だった。

 大記録達成についてウッズは「大きな意味を持つ数字。安定して長く結果を残し続けた結果だと思う」と誇らしげに語った。続けて「サム(スニード)は50代で達成したけど自分は今、40代。50代前半でも安定したプレーをしていたい。(スニードが82勝目を挙げた)52歳までプレーを続けられたらいいね」。12月に44歳になるウッズは今後の8年間も勝ち続けることに意欲を見せた。

 最終的に勝利数は、どこまで伸びるのだろうか。ゴルフ取材歴30年で、ウッズをプロデビュー当時から知り、メジャー15勝のうち3度の「全英オープン」V以外の米国で挙げた優勝にすべて立ち会ったベテランジャーナリストのアンドリュー・ボース氏は「年に1~2勝は十分にできる。トータルで90から95はいけるはず」とズバリ言い切った。

 ウッズは2000年の「全米オープン」から翌年の「マスターズ」まで“タイガースラム”と呼ばれるメジャー4連勝があり、02年には「マスターズ」と「全米オープン」で連勝した。03、04年はメジャー勝利がなかったものの、05~08年にかけてはメジャー6勝と「黄金期」と呼べる時期が2度あった。ボース氏は「故障やさまざまなスキャンダルを経験し、そこから戻ってきたことで、今は3度目の黄金期になっていると思う」とメジャーを含めた勝利量産の可能性を示唆した。

 今大会に向けてウッズは19日に来日したが、この時点で「腰の調子がいまひとつ」と話すなど、実は万全な体調ではなかったという。翌20日には契約するナイキのイベントが、ほぼ一日中びっしりと予定されていた。このため、試合への影響を心配した関係者は時間や内容の短縮を打診した。

 しかし、ウッズは「約束通りやる」と、すべてのスケジュールをきっちりこなした。緊張感で張り詰めていた絶頂期にはなかったような“心の余裕”ができ、ファンをガッカリさせるようなことはしない。ボース氏はこうしたメンタル面での変化も“第3の黄金期”の要因になっていると指摘する。この調子でいけば、ボース氏の予想を上回る「100勝」も夢ではない。

 今回の勝利でウッズは世界ランキング6位に浮上し「金メダルを目指してプレーできたら素晴らしい」と話した東京五輪の米国代表(最大4人)の圏内入り。優勝インタビューでも「また来年この経験ができることを楽しみにしている」と語っており、20年はさらなるタイガーフィーバーを日本で起こしてくれそうだ。

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