国内女子ツアー「マスターズGCレディース」最終日(27日、兵庫・マスターズGC=パー72)、首位に6打差の4位から出た柏原明日架(23=富士通)が66をマーク、14アンダーとスコアを伸ばし、逆転でツアー2勝目を飾った。

 最終日は序盤からバーディーを重ね、首位に迫った柏原だったが、その状況を知ったのは15番パー5だった。「ボードは意識して見ないようにしていました。15番までに2打差になっていればと思っていたので、1打差だと分かって気持ちが楽になりました」。このホールを2オン2パットのバーディーとして追いつくと、17番パー3では2メートルを沈めて単独首位に立った。

 プロ6年目の柏原は9月末に初優勝を飾ったばかりだった。今季は残り5試合。「まだ試合はたくさんあるので、3勝目、4勝目を挙げていきたい」。大器として期待されながらも勝てなかった5年間の分まで勝ちまくる。