日没サスペンデッドとなっていた国内女子ツアー「NOBUTAグループ・マスターズGCレディース」(兵庫・マスターズGC=パー72)は26日朝、第2ラウンドを終え、すでに70でプレーを終えていたアマチュアの安田祐香(18=大手前大1年)がイーブンパーの37位で予選を通過した。首位は9アンダーの稲見萌寧(20=都築電気)。続けて行われる第3ラウンドに突入した。

 2週後に「最終プロテスト」を控える安田は今大会が海外メジャー2試合を含めて、アマとして22試合目のツアー出場。そのなかで唯一の予選落ちが昨年の今大会とあって「また落ちたらジンクスみたいになりそうだったので、通って良かったです」と安堵の表情を浮かべた。

 高額賞金でトップ選手の欠場がほとんどないこともあってか、アマが苦戦するのが今大会。4日間大会になった2013年以降、アマで予選を通過したのはいずれもすでにツアー優勝を果たした黄金世代の勝みなみ(14、16年)、新垣比菜(15年)、原英莉花(16年)しかいない。3日間大会だった時代を含めても、予選を通ったアマ9人のうち、実に8人がその後、プロとしてツアー優勝。アマとして最後となる予定の試合で自らの将来性を証明した格好だ。

 首位とは9打差と、今春まで高校の同級生だった古江彩佳(19)に続くアマVは厳しくなったが「予選通過ギリギリでプレーしたことはプロテストに向けていい経験だと思います。調子は上がってきているので、残り2日間60台で回りたいです」。

 一発合格に向け、決勝ラウンドでしっかり勢いをつける。