渋野日向子 2度目の米ツアー参戦決定!“同期”畑岡奈紗の存在で心境に変化

2019年10月07日 10時00分

笑顔でラウンドした渋野

 2度目の米ツアー決定! 女子ゴルフの国内メジャー「日本女子オープン」最終日(6日、三重・白山ヴィレッジGC=パー72)、渋野日向子(20=RSK山陽放送)は72とスコアを伸ばせず、通算9アンダーの7位に終わった。一方、7日にはマネジメント会社を通じて、米女子ツアー「台湾スウィンギングスカートLPGA」(31日~11月3日、台湾)に推薦で出場することを発表。海外本格進出への思いを強くする可能性もありそうだ。優勝は畑岡奈紗(20=森ビル)で通算18アンダー。

「情けないのひと言」。持ち前の爆発力を発揮できず、1バーディー、1ボギーに終わった最終日のラウンドを渋野はこう振り返った。ショットは好調だったが、パッティングが最後まで決まらなかった。

 そんななか、新たな挑戦が正式発表された。優勝した8月のメジャー「AIG全英女子オープン」以来2度目となる米女子ツアー出場だ。時差や移動の負担が少ない台湾でのトーナメントに向け、渋野は「推薦をいただき、とてもうれしく思います。試合に出場するからには、良い結果を残せるように精一杯頑張ってきます。日本の皆様に良い報告ができるように頑張りますので、応援していただけるとうれしいです」とマネジメント会社を通じてコメントした。

 今回はあくまで推薦でのスポット参戦。とはいえ、これが米女子ツアー本格参戦のきっかけになる可能性はある。これまで海外挑戦には否定的だったが、今大会中には「『全英』に勝った時より、ちょっと興味はあります。将来的にそうなるかもしれませんね」と心境の変化を明かしていた。

 渋野の気持ちを変えたのは国内メジャー2連勝を果たした畑岡の存在。3週前の「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」では2位に8打差の圧勝劇。「私は深いラフに対応できず、全然ダメだった(33位)。奈紗ちゃんは海外でいろんなセッティングを経験しているんだと思います」

 さらに先週、今大会と2大会連続で畑岡と同じ組でラウンド。特に今大会の予選2日間は元世界ランキング1位の柳簫然(ユ・ソヨン=29、韓国)を含めた3人でのペアリングとなり「アメリカでやっているようでした」。海外の雰囲気を楽しむ一方で、パッティングを中心に2人との「レベルの差を感じました」とも話した。

 台湾の翌週は日米両ツアーを兼ねる「TOTOジャパンクラシック」(11月8~10日、滋賀)に出場。2週連続での米女子ツアーは心揺れる渋野にとって大きな刺激になるはずだ。

 現時点では来季は国内の方針だが、「全英」優勝の資格で来季の米女子ツアーに参戦するための登録期限は11月18日。台湾、日本での米女子ツアー2連戦を終えてからでも時間的には間に合う。

 米女子ツアーには他ツアーの出場を制限する規定があり、登録すれば日米を自由に行き来するというわけにはいかない。来夏に東京五輪を控えるこのタイミングで大きく環境を変えることが得策なのかを含め、悩ましい選択となりそうだ。