【日本女子OP】渋野 国内メジャー2勝目へ奇策効果上々

2019年10月03日 13時00分

渋野は青木コーチ(後方右)が見守る前でティーショットを放った

 狙い通りとなるか。女子ゴルフの国内メジャー「日本女子オープン」(3日開幕、三重・白山ヴィレッジGC=パー72)を前にした2日、注目の渋野日向子(20=RSK山陽放送)はインの9ホールをプレーして最終調整を終えた。先週は女子高生にキャディーを任せるなど“奇策”に出た。今週は青木翔コーチ(36)、定由早織キャディー(27)らいつもの顔ぶれで大一番に臨むが、早くもその「効果」が表れている。

 本大会は例年、開幕前日からギャラリーの観戦が可能。この日は昨年の2倍以上となる1271人が詰めかけ、コース上でも練習場でも、渋野に多くの視線が集まった。

 先週の「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」では思うようなプレーができず22位。この日は、青木コーチからアドレスで目標より右を向いている傾向があると指摘を受けた。

「いい感触なのに右に飛んでいるなというのはあったので(右を)向いているんだろうなと思っていました」と自覚はあったものの、修正できなかったのが、青木コーチが不在だった先週の状態。「今週はコーチが来てくれて、後ろから見てもらって、ちょっとずつ感覚を合わせられるようにしています」と急ピッチで調整が進んでいる。

 やはり先週、課題として残ったアイアンの距離感も修正中。「先週は全部自分でやって、ずっと距離が合わなかったんですけど、今週はいつも担いでくれるプロキャディーさんなので、距離感も合ってきました。先週で自分を知ることができたのかなと思います」

 定由キャディーとは今季12試合目のコンビ。青木コーチは妹弟子の女子高生キャディー起用を決めた時から、“奇策”の狙いについて「自分でやるのも経験。プロキャディーのありがたみが分かると思う」と話していた。ここまではその狙い通りの展開となっている。

 女子ゴルファー日本一決定戦にはアマチュア時代を含めて過去に2度出場し、いずれも予選落ちを喫している。「セッティングが難し過ぎて回ることに必死で、結果を出したいとかより、ここで回れることで十分という感じでした」

 立場が大きく変わった今年は、予選ラウンドで大会2勝の畑岡奈紗(20=森ビル)、昨年覇者の柳簫然(ユ・ソヨン=29、韓国)と最大の注目組でプレー。「その中で良いプレーをして上位争いをできるようにしたい。大きな試合なので良い成績を出せれば、目標の賞金女王にも、東京五輪にも近づけると思うので」。周囲にはいつもの顔ぶれが揃い“通常運行”に戻り、モチベーションはいつも以上。国内メジャー2勝目へ、準備は整った。