【日本女子プロ選手権】シブコ心配の種!? 周囲の暴走

2019年09月11日 16時30分

青木コーチ(左)と笑顔で練習ラウンドを行った渋野

 女子ゴルフの国内メジャー「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」(12日開幕、兵庫・チェリーヒルズGC)を前に、渋野日向子(20=RSK山陽放送)の周囲が騒がしい。渋野自身が「周りがすごく変わったので自分が変わらないようにやっている」と話す通り、ゴルフ界はすっかり舞い上がっているのだ。

 日本ゴルフ協会(JGA)の五輪競技対策本部は9日に渋野を特例で日本オリンピック委員会(JOC)の強化指定選手と同等に扱うことを決定。10日はこれを受けての発言が注目された。

 しかし、渋野の関係者は報道陣に「詳細を聞いていないので、本人は何も答えられない」と説明。JGAからは「決定の報道が出る」と連絡はあったものの、詳しい話はこれからだという。

 渋野はあくまで“同等の扱い”だが、強化指定選手になるには本来、本人の申請が必要だ。ドーピングの抜き打ち検査を受ける可能性があるため常に居場所を報告する必要があり、過去には申請を見送った選手もいる。

 五輪競技対策本部は宮里藍(34)への東京五輪のコーチ就任要請の際にも本人に伝える前に発表し、最終的には断られた。今回の発表もフライング気味だったと言わざるを得ない。

 また、日本女子プロゴルフ協会(LPGA)は10日午後、渋野に「AIG全英女子オープン」優勝を祝う記念品(200万円相当のアクセサリー)を贈った。大会会場から車で約1時間のホテルでの贈呈式とあって、練習中の他の選手を取材したい報道陣から日程の再考を求める声が上がっていたものの、変更はなかった。

 年末の「LPGAアワード」でもよさそうなものだが「3週後に(JGA主催の)『日本女子オープン』がある。どうしてもJGAより先にやりたかったんでしょう」(ツアー関係者)。記念品を素直に喜ぶ渋野とは対照的に、贈呈式会場には微妙な空気も流れた。

 渋野にとっては国内メジャー2連勝やオーバーパーなしの連続記録更新がかかる今大会。カギを握るのは“暴走”する周囲に惑わされないこと、これに尽きそうだ。