国内女子「ニトリレディス」最終日 渋野がウッズの記録を食べる日

2019年09月02日 16時30分

渋野(左)はこの日も笑顔のままで、ツアータイ記録に到達

 シブコ自身の見通しは――。女子ゴルフの国内ツアー「ニトリレディス」最終日(1日、北海道・小樽CC=パー72)、4位から出た注目の渋野日向子(20=RSK山陽放送)は71で回り、通算7アンダーの5位でフィニッシュした。オーバーパーなしの連続記録は28ラウンドに伸び、ツアータイ記録に到達。次戦の国内メジャー「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」(12日~、兵庫)で記録更新に挑むが、記録はいったいどこまで伸びるのか?

 連続バーディーを奪った直後の8番パー4で2・5メートルのバーディーパットを外した渋野は「(優勝は)もうないなと思いました。狙える感じは一個もなかったです」。

 9番パー5は2打目をグリーン手前のバンカーまで運んだものの、これを寄せ切れずにパー。上位陣との差を詰められなかった。後半も、15番パー4でようやくバーディーを奪った直後の16番パー4でボギー。この日はバーディーが1つしか生まれず、平均スコア4・85とボギーもやむなしの超難関ホールだが、6メートルのパーパットが右にそれると、渋野は悔しさをあらわにした。

 それでも、結果的には「難コース」として知られる小樽CCで4日間連続のアンダーパーをマーク。オーバーパーなしの連続記録もツアータイの「28」にまで伸びた。「記録はホントに良かったと思います。誰も成し遂げていない、歴代1位を出すことに価値があると思っています」。タイ記録の喜びとともに、早くも記録更新への意欲を見せた。

 新記録への見通しはどうか。今週は休養と調整に充て、次戦は国内メジャー「日本女子プロ」となる。2回目の受験で合格した昨年の最終プロテストの会場だったチェリーヒルズGCが舞台。「選手権になると違うと思うので、どんな感じなんですかね」としつつも「いいイメージはあります」と渋野は自信をのぞかせた。

 では、この記録はどこまで伸びるのか。渋野は日本人女子42年ぶりの海外メジャー制覇を果たした「AIG全英女子オープン」を含めるとすでに32ラウンド、オーバーパーなしを続けているが、上には上がいるものだ。米男子ツアーではタイガー・ウッズ(43=米国)が2000年から01年にかけて、なんと52ラウンド連続オーバーパーなしを記録している。

 この記録を本紙が渋野に伝えると「52ってオーバーパーなしの記録ですか? タイガーが? それは無理だわ」と苦笑い。仮に渋野が国内の試合に休みなく出場したとして、ウッズの記録に並ぶのは「日本女子プロ」から数えて6試合目の「富士通レディース」最終日(10月20日、千葉)となる(「全英女子」を含む)。

 まずは「日本女子プロ」だ。畑岡奈紗(20=森ビル)のほか、リオ五輪金メダルの朴仁妃(31=韓国)、銅メダルのフォン・シャンシャン(30=中国)も参戦。「奈紗ちゃんに会うのは『全英』以来なので楽しみ。世界レベルの選手が来るのは戦いがいがあります」。思い出の地でツアー記録更新、さらにはその先の“ウッズ超え”へ向けて、熱い戦いを繰り広げることになりそうだ。