【国内女子ツアー】1アンダー発進 シブコの新兵器はフニャフニャ

2019年08月30日 12時00分

笑顔の渋野はラウンド中に食べたお菓子を公開

 女子ゴルフの国内ツアー「ニトリレディス」初日(29日、北海道・小樽CC=パー72)、ニューヒロインの渋野日向子(20=RSK山陽放送)は首位に4打差の1アンダーで19位だった。終盤まで苦しんだが、上がりの3連続バーディーで一気に挽回。歴代2位となる25ラウンド連続オーバーパーなしを記録した。ラウンド後は新たな練習器具でさらなるレベルアップに取り組み、“シブコ”がさらなる進化を遂げる。

 大苦戦だった。前半をイーブンで折り返した渋野は、後半出だしの1番パー4で第1打を左に曲げるトラブル。ハーフターンで立ち寄ったトイレの待ち時間が長く、焦って打った結果「なんでここにあるんって感じでした」と林の奥に転がり込んだ。

 このホールをボギーとし、3番パー4もボギー。この日まで24ラウンド連続オーバーパーなしの記録を継続してきたが「2オーバーになって、もうちょっと無理だなと思いました」と追い詰められた。

 病み上がりのこの日はアイアンでいつもの距離が出ていなかった。定由早織キャディー(27)は「いつもより一番手大きいクラブで打っているのにショートしていました」。青木翔コーチ(36)も「シブコは左に向く癖がある。距離が出ないのを腕でなんとかしようとするから余計に左に飛んでいた」と“不調”ぶりを証言した。

 それでも終盤になると驚異の集中力を発揮する。7番パー3でバーディーを奪うと、8、9番も取って3連続バーディーとし、連続記録を「25」に伸ばした。このままオーバーパーなしを続ければ最終日にアン・ソンジュ(31=韓国)が持つ28ラウンド連続に並ぶ。渋野は「今日アンダーで回れたので望みありますね」と話していた。

 そんな新ヒロインはラウンド後の練習場で、青木コーチらとお菓子やイカ焼きを広げて「パーティーなの?」とイジられていたが、今週からシャフトがフニャフニャと曲がる練習用のSWを導入した。同コーチは「やわらかいシャフトは手を使うと打てない。アプローチなど、小さな動きほど手を使いがちなので難しい」と解説。試合で使用するクラブはもちろん、こうした練習器具を取り入れながら、さらなる進化も目指している。

 2日目に向けて渋野は「最後まで諦めずに、皆さんに楽しんでもらえるようなプレーができるように頑張りたい」。昨年の優勝スコアが7アンダーとスコアが伸びにくい難コース。連続記録が続けば優勝争いにも絡んでいくはずだ。