【国内女子ツアー】渋野 「ハイタッチ問題」に緊急対策を実施

2019年08月09日 16時30分

レジェンドの樋口久子LPGA顧問(右)と両手でタッチする渋野

 意外な“問題”発生だ。女子ゴルフの国内ツアー「北海道meijiカップ」(9日~、札幌国際CC島松C)のプロアマが8日に行われ、注目の渋野日向子(20=RSK山陽放送)は雨の中で18ホールをプレーした。先週衝撃の初優勝を果たした海外メジャー「AIG全英女子オープン」では笑顔とともにギャラリーとのハイタッチが話題となったが、ケガのリスクはゼロではない。ハイタッチを続けるのかについて渋野は「体は大事」と慎重な構えを見せており、周囲も“緊急対策”を実施する。

 大会初出場の渋野はこの日が初めてのプレー。「グリーンが小さいのと、芝は北海道の洋芝だなという感じでした。回りやすいかなと思います」とコースの印象を口にした。大会側は大ギャラリーや異例の報道陣の数を見越して、警備員や広報担当を増員。シブコフィーバーに備えるべく準備している。

 そんななか、多くのギャラリーが期待していると見られるのがハイタッチだ。「全英女子オープン」では優勝争いの中、ホール間などで次々にギャラリーと触れ合い、ゴルフのトーナメントとは思えない空気を生み出した。今大会に訪れるギャラリーも当然、それをテレビで目にしているだろう。

 しかし、選手にとってリスクがない行為ではない。プロ野球では今年2月のキャンプ中、中日の松坂大輔投手(38)が右肩の違和感を訴えたが、その原因がファンとの接触だったことは記憶に新しいところ。ギャラリーとのハイタッチを続けていれば、同じことが起
こらないとは限らない。

「今まではよく来てくれる方がバーディーを取った後などに手を出してくれて、グータッチをしたりしていたんですけど、ギャラリーみんなというのは『全英』が初めて。体は大事にしなくてはいけないので、今後はちょっと考えたほうがいいかなと思っています」(渋野)

 本人の中で結論は出ていないが、周囲はひとまずギャラリーに配慮を求める考えだ。渋野にはラウンド中も複数の警備員がつく予定で、渋野に近い関係者は「『子供だけにしてください』と声掛けをしてもらうようにお願いします」と明かした。残念がるファンもいるだろうが、渋野の体を気遣えば、こうした“ハイタッチ対策”も致し方ないところだろう。

 フィーバーの真っただ中で自民党の小泉進次郎衆院議員(38)とフリーアナウンサーの滝川クリステル(41)の結婚発表というビッグニュースが飛び出し、渋野は「(話題が)そっちに行ってくれって感じ。ナイスタイミングでありがとうございます(笑い)」。スマイルシンデレラも、さすがに現在の状況には気疲れもあるのだろう。

 プロアマの後は雨の影響もあり、体を休めるために練習はせずにコースを離れた。当然、まだ疲れは残るが「予選通過だけは絶対にしなければならないと思ってます」。さまざまな意味で体を気遣いながら迎える凱旋試合は、多方面で大きな注目を集めることになる。