【ニュージャージー州ジャージーシティー8日(日本時間9日)発】米男子ツアープレーオフ第1戦「ノーザントラスト」(リバティーナショナルGC=パー71)初日、松山英樹(27=LEXUS)は5バーディー、2ボギーの68で回り、3アンダーの33位発進となった。首位はトロイ・メリット(33=米国)で9アンダー。年間ポイントランキング125位以内の選手が出場できる今大会。次週の第2戦「BMW選手権」は同70位、最終戦「ツアー選手権」は同30位以内の選手しか残れない狭き門で、前週終了時点で30位の松山にとっては気が抜けない戦いとなる。

 インから出た12番パー4で2打目を1メートルに寄せてバーディーを奪うと、抜群のアプローチを見せた13番パー5、ティーショットで3・5メートルにつけた14番パー3と3連続バーディー。好スタートを切ったがショットが安定せず、続く15番はティーショットを右に曲げてボギーとした。その後は8ホール連続パーを重ね、後半の6番パー5で伸ばしたが続く7番でボギー。8番パー5でバーディーを奪い返して意地を見せたが、波に乗り切れないラウンドだった。「いいスタートを切れたけど、なかなか思うようにいかなかった。いいショットを打てなかった」と歯切れが悪かった。