【英国・ポートラッシュ18日(日本時間19日)発】メジャー今季最終戦「全英オープン」(ロイヤルポートラッシュGC=パー71)初日はビッグネームが大苦戦。タイガー・ウッズ(43=米国)は自身にとって大会の初日ワーストとなる78で、144位と大きく出遅れた。

 15番で6メートルのパットを沈めたウッズは両手を大きく広げてギャラリーの声援に応えた。

 だが、この日唯一のバーディーを奪ったシーンが、唯一ともいえる見せ場だった。

 この日のウッズは1番でグリーンサイドのバンカーから5メートルにしか寄せられなかったものの、これを決めてパーでスタートしたが「その後は何もできなかった」。

 2番パー5はティーショットをバンカーに入れて2打目は出すだけ。3番パー3は3メートルを決められずパーが続く。

 5番で3パットのボギーを叩くと、6番パー3ではティーショットを引っかけ、2打目もグリーンオーバーさせてダブルボギー。この後も7、9、10番でボギーを叩き一気に6オーバーまで落としてしまった。

 その後も精彩を欠いたプレーが続き「ミスは全部、左に出た。このショットでは7オーバーが精いっぱい」と振り返った「78」のスコアは、21度目の出場となる「全英オープン」初日のワーストスコアだ。

 今季は4月の「マスターズ」で、11年ぶりとなるメジャー通算15勝目を挙げて復活を印象付けた。

 だがこの日のホールアウト後に「もう若くはない。素晴らしいプレーをする選手はたくさんいる。僕はその1人ではない」と弱音を吐いたウッズの、シーズン最後のメジャーはあと一日で終わってしまうのか。