今季最後の海外メジャー「全英オープン」が18日に開幕。今年は松山英樹(27=LEXUS)、昨季の日本の賞金王・今平周吾(26)、アマチュアの金谷拓実(21=東北福祉大3年)ら8人の日本人選手が出場する。舞台となる北アイルランドのロイヤルポートラッシュGCは68年ぶりの「全英」開催。あまりなじみのないこのコースをプライベートで同コースを訪れたことがあるという日本プロゴルフ協会・倉本昌弘会長(63)が大会を占う。

 直近の2つのメジャーでは松山以外全員予選落ちが続いているが、倉本会長は「以前から言っている通り、メジャーの中では『全英』が一番、日本人にチャンスがあると思っている」。フェアウエーが硬く、ランが稼げるリンクスでは飛距離の差が出づらいのが一つの要因だ。

 ただ、近年は英国のリンクスもコース改造が進み「スプリンクラーが設置されたり、米国のコースに近づいている。そうなってくると、日本人は厳しくなるのか」(倉本会長)。時代の流れだけにこれはいかんともし難いところだろう。

 昨年は松山がまさかの予選落ちを喫したものの、10人中4人が予選通過。今年も決勝ラウンドに多くの日本人選手の姿があることを期待したい。