男子ゴルフの国内メジャー第2戦「日本プロ選手権」最終日(7日、鹿児島・いぶすきGC=パー71)、大雨による順延のため第3ラウンドと最終ラウンドが行われ、石川遼(27=CASIO)が通算13アンダーで並んだ黄重坤(27=韓国)とのプレーオフを制し、今シーズン国内メジャー初、3シーズンぶりのツアー通算15勝目を挙げた。

 プレーオフ1ホール目で2打目を約3メートルのイーグルチャンスにつけた。これを見事に決めて復活Vをたぐり寄せると、両手を突き上げてから右手でド派手なガッツポーズ。歓喜の涙を浮かべた。

 今季は腰痛に苦しみ、開幕戦から欠場を繰り返した。「自分よりもファンの方が信じてくださっていて、本当に皆さんの力で勝てました。(プレーオフは)挑戦者の気持ちで臨みました。キャディーにも引っ張ってもらったし、結果でしか恩返しできないと思っていた。(イーグル決着に)入ると思っていなかったので信じられない気持ちです」と涙ぐみながら喜びを語った。