国内女子ゴルフは4日開幕の新規大会「資生堂アネッサレディス」(神奈川・戸塚CC西C=パー72)から後半戦に突入。シーズン前半に苦戦を強いられた三浦桃香(20=アウトソーシング)はホステスプロとして臨む今大会で心機一転、再スタートを切る。

 先週までの成績で出場優先順位の入れ替え(リランキング)が行われ、今季17試合で予選通過3回の三浦はフル参戦が難しい状況に追い込まれた。それでも新たに所属先が決まるなど、スポンサーは増加。「今の成績でも応援してくれる人がいるので、少しずつでも、いい報告ができるように頑張りたいです」。今週は資生堂と契約するホステスプロとしても期待がかかる。

 予選落ちが続いているが、先週の2日目には7試合ぶりの60台となる「69」をマークするなどゴルフの状態は上向き。「最近は1Wを振り抜くことを一番大事にしているので、特にしっかり振れるように意識します」。コースのラフがそれほど伸びていないことを踏まえ、本来の武器である飛距離に活路を見いだす。

 今後は下部のステップアップツアーにも出場予定。「アマチュアのころにしか出たことはないけど、少しでもいい成績が出せたら自信になると思う」。11月にはこれまで2度失敗しているプロテストも控える。ツアー規約の改定で来季からはプロテストに合格していない選手のツアー出場が難しくなるだけに、一日も早くきっかけをつかみたいところだ。