【ミネソタ州チャスカ23日(日本時間24日)発】女子ゴルフのメジャー第3戦「全米女子プロゴルフ選手権」(ヘーゼルティンナショナルGC=パー72)最終日、54位から出た畑岡奈紗(20=森ビル)は7バーディー、ノーボギーの65と大爆発し、通算2アンダーの14位まで追い上げてフィニッシュした。

 インからのスタートで、11番パー5でバーディーを奪うと、15番パー5、17番パー3でも伸ばして折り返し。後半も1、3、5番でバーディーを奪い、最終9番もバーディーで締めた。ショットの切れが戻り、パットも安定。この日のベストスコアで意地を見せたが、反撃は遅すぎた。

 ホールアウト後、畑岡は「やっと自分らしいゴルフができてよかった。途中から体とか振り切りがしっくりきて、思い切って攻めていけた」と笑顔。とはいえ、今季は前哨戦で好成績↓メジャーで不完全燃焼という繰り返しとあって「(今後は)すぐ修正したりできる力をつけていきたい」と浮き彫りになった課題に神妙な面持ちだった。優勝は通算9アンダーでハンナ・グリーン(22=オーストラリア)。初日から首位を守り抜く“完全V”で、ツアー初優勝でメジャー初制覇を果たした。71位から出た横峯さくら(33=エプソン)は72のラウンドで、通算7オーバーの60位だった。