【全米OP初日】松山「69」猛爆・イーグルも! 3バーディー3差2アンダーV圏

2019年06月14日 12時00分

メジャー初制覇を目指す松山(ロイター=USA TODAY Sports)

【カリフォルニア州ぺブルビーチ13日(日本時間14日)発】男子ゴルフのメジャー第3戦「全米オープン」初日(ぺブルビーチGL=パー71)、松山英樹(27=LEXUS)は前半でイーグルを奪うなど、69の好スコアをマークした。2アンダーは午前組が終わった時点で首位と3打差の好位置。メジャー初制覇の期待が高まる松山に米ツアーの先輩、丸山茂樹(49=セガサミーHD)は“自分を信じろ”とメッセージを送った。午前組のトップは5アンダーでリッキー・ファウラー(30=米国)ら3人が並んだ。

 海沿いのぺブルビーチとしては風もなく、比較的穏やかなコンディションのなか、松山にとって7度目の「全米オープン」が幕を開けた。

 いきなりの見せ場は前半の14番パー5だ。「ミスショットだったけど、フェアウエーに行ったので良かった」と3Wでの2打目を残り40ヤードまで運ぶ。続く3打目、低めの弾道でグリーンに落としたボールは真っすぐピンに向かい、最後はパターで打ったようにカップイン。初挑戦の難コースでのイーグルに、松山も笑顔を浮かべた。

 スタートの10番パー4はいきなりのピンチだった。グリーン左のラフからのアプローチがだるま落としとなり、ボールはわずかに動いただけ。

「練習ではああいうショットも出ていたけど、試合でやるとは思わなかったので動揺した」

 そんな言葉とは裏腹に4打目を冷静に寄せてボギーで切り抜けると、続く11番パー4でバーディー。出だしのミスをすぐに取り返した。

 1アンダーで折り返した後半は4番パー4でバーディー先行。6番パー5ではグリーン左手前のラフからの3打目を2メートルに寄せて、この日3つ目のバーディーを奪った。

 わずか109ヤードながら風がクラブ選択を迷わせる7番パー3では第1打がグリーンをオーバー。1・5メートルのパーパットも決まらず、この名物ホールはボギーとしたが、初日は確実にアンダーパーをマークし、まずは上々のスタートを切った。

 このまま優勝争いに加わることが期待される松山に、米ツアー3勝の実績を持つ丸山は「技術的には何も言うことはないけど、もう少し自分を信じた方がいいかな」とメッセージを送る。やはり好スタートを切った前回のメジャー「全米プロ」(5月)。その最終日、松山は飛ばし屋のダスティン・ジョンソン(32=米国)と同組となった。丸山は「(ジョンソンを)意識し過ぎて、あんなに振ることないのに、というぐらい振っていた。あれだけの実力があるんだから自分のプレーに集中した方がいい」と指摘する。

 確かに最近の松山はラウンド後にジョンソンやアダム・スコット(38=オーストラリア)のショット、ファウラーのパッティングなど、同組の選手のプレーについて口にすることが増えた。ラウンド中も、周囲が気になっている証拠だろう。

 丸山は2004年「全米オープン」(4位)で予選を首位通過するなど、当時圧倒的な飛距離と強さを誇ったタイガー・ウッズ(43=米国)との同組を得意にした。「もう“よその人”だから全く気にならない。タイガーには集まったお客さんのために頑張ってねって感じ。ヒデキもそれぐらいの気持ちで、いいんじゃないか」

 上位争いを続ければ、今大会でも決勝ラウンドでビッグネームと同組になる可能性は十分。ライバルたちのプレーを気にせず、どこまで自分の世界に入り込めるのか。悲願のメジャー初制覇に向けて、大きなポイントとなりそうだ。

【一問一答】2日目もコツコツやりたい

 ――アンダーパーのスタート

 松山:出だしでちょっと動揺したけど、うまくボギーで切り抜けられたのが良かった。

 ――ショットが好調

 松山:全体的に、特に1Wは悪くなかった。アイアンはちょっと距離感を含めて何かがずれているんで、そこを修正できれば、もっとチャンスがつくれるかなと思う。

 ――コースのコンディションについて

 松山:後半になると、グリーンが硬くなっていた。風がちょっとでも出ると硬くなる。明日は午後スタートなので、警戒していかなければいけない。

 ――2日目はどんなプレーを目指す

 松山:風次第で変わるコースなので何とも言えないが、今日みたいにコツコツやっていきたい。