【全米女子オープン】比嘉真美子が暫定首位キープ 雷雲接近の中断にも崩れず

2019年06月01日 12時00分

パットも好調だった比嘉(ロイター=USA Today Sports)

【サウスカロライナ州チャールストン31日(日本時間1日)発】女子ゴルフの今季メジャー第2戦「全米女子オープン」2日目(チャールストンCC=パー71)は雷雲接近による約2時間の中断の影響で、日没サスペンデッドとなった。単独首位から出た比嘉真美子(25=TOYO TⅠRE)は71で回り、通算6アンダーで暫定ながら単独首位を守った。1打差の5アンダーにはジェシカ・コルダ(26=米国)がつけている。

 日本女子2人目のメジャー制覇へ、初日6バーディー、ノーボギーと完璧なプレーを見せた比嘉が単独首位で2日目を迎えた。

 出だしの10、11番を手堅くパーで滑り出すと、12番パー4では残り95ヤードからの2打目を1・5メートルにピタリ。幸先よくバーディーを先行させた。

 しかし、午後スタートとなったこの日は強風のなかでのプレー。メジャーの厳しさが比嘉にも襲い掛かる。14番パー4では2打目がグリーンをオーバーし、今大会初ボギー。続く15番パー5で3メートルのチャンスを逃すと、その後はピンチの連続となった。

 16番パー4では第1打をフェアウエー左サイドのバンカーに打ち込む。200ヤード以上の距離を残し、ボールはバンカーの中、足は外という難しい状況から残り90ヤードのフェアウエーに脱出。最後は4メートルを沈めてパーをセーブした。

 折り返しの18番パー4ではグリーン右サイドからのアプローチがショート。3メートルのパーパットが残ったが、これをねじ込んだ。

 粘りを見せてきた比嘉だったが、後半に入ると、1、2番で連続ボギー。ついに首位を明け渡すと、4番パー4の2打目を3メートルのチャンスにつけたところで、中断のホーンが鳴った。

 今大会には黄金世代と呼ばれる畑岡、勝らが出場。さらに2つ年下のミレニアム世代からもアマチュア2人を含む3人が名を連ねた。

 アマ時代から注目を集める彼女たちだが、比嘉もかつてはそんな存在だった。2011、12年と「日本女子アマ」を連覇し、当時のニックネームは“女松山”。すでにアマチュアでツアー優勝を果たしていた松山英樹(27=LEXUS)に並ぶ逸材として、将来を嘱望された。

 そんな周囲の期待通り、実質プロ1年目の13年に早くもツアー2勝を挙げたが、その後はスランプに陥りシード落ちも経験。3勝目までには実に4年を要した。

 まだベテランと呼ばれる年齢ではないが、さまざまな経験を重ねてきただけに世界最高峰の舞台での上位争いにも、重圧は「全然ない」。苦しい時期を乗り越えたことが精神的な強さにつながっている。

 プレーは約2時間の中断を挟んで再開。直後に4番のチャンスを生かすと、5番パー5でも5メートルを沈めて連続バーディー。比嘉が最終9番でバーディーパットを沈めたところで、今度は日没を告げるホーンが鳴った。

 現地でも、婚約者が“スモウレスラー”の勢であることが話題になるなど、ここまでは今大会の主役。本家の松山より先に、メジャー優勝を果たす可能性は十分にありそうだ。