【オハイオ州ダブリン31日(日本時間1日)発】米男子ツアー「メモリアル・トーナメント」(ミュアフィールドビレッジGC=パー72)2日目、30位からスタートした松山英樹(27=LEXUS)は8バーディー、2ボギーに2ダブルボギーと出入りの激しいゴルフでスコアを2つ伸ばし、通算3アンダーの25位に浮上した。通算9アンダーのマーチン・カイマー(34=ドイツ)ら3人が首位。

 スタートの10番パー4で、松山は残り196ヤードからの2打目でうまく傾斜を使って2メートルに乗せ、幸先良くバーディー発進する。

 11番パー5はティーショットを曲げながらもきっちり1・5メートルに3オンさせて、ここもバーディー。13番で落としたものの、15番パー5は2オンに成功。16番パー3では10メートルのスネークラインを読みきってここも連続バーディーで大爆発の雰囲気を漂わせる。

 ところが18番は二段グリーンの下の段から3パットでダボ。3番では池につかまり、ここもダボ。前半の4バーディーを帳消しにしてしまった。

 だがここから真骨頂を発揮。5番から3連続バーディーを奪うと、8番で落としたものの、最後も3メートルを沈めてバーディーフィニッシュした。

 ジェットコースターのようなラウンドにも「8バーディー取れているので、ボギー、ダボを減らせば上位に行ける」と松山は前向きに話す。首位と6打差の状況にも「優勝争いしたいので明日(3日目)が大事。あと3つぐらい伸ばしたかったのを、明日取り戻せるように」と巻き返しを誓って練習場に向かった。