国内男子ツアーのメジャー初戦「日本ツアー選手権森ビル杯」(6月6日開幕、茨城・宍戸ヒルズCC)の出場選手が28日に発表され、腰痛でツアーを欠場中の石川遼(27=CASIO)が名を連ねた。27日がエントリーの締め切りだった。

 石川は4月の国内開幕戦「東建ホームメイトカップ」を欠場。2週後の「中日クラウンズ」で復帰したが、初日のラウンド中に腰痛を悪化させ、2日目のスタート前に棄権した。プロ12年目で初の途中棄権だった。大会にエントリーするのはそれ以来初めて。石川に近い関係者は「出られると判断したからエントリーした。当然、出場するつもりで調整している」としており、状態は確実に上向いているようだ。

 ただ、石川はこの大会に過去6度出場し、予選落ちが4回。国内ツアーの中でも、特に苦手とする試合を復帰の舞台に選んだことになる。

 大会開幕2日前の6月4日は夕方から会場で選手会のミーティングおよび理事会が開かれる予定。通常のスケジュールであれば、石川は選手会長として、練習ラウンド後に出席するとみられる。

 欠場した「東建ホームメイトカップ」の際に行われた選手会のミーティングは都内での治療のため欠席しており、元選手会長の池田勇太(33)が石川の代役を務めた。